長い歴史と文化に培われてきたお茶。京都においても、私たちの生活に身近に関わる各所で、今も宇治茶の文化が伝え続けられています。そんな歴史と文化をご紹介します。

宇治茶と京の社寺

建仁寺
建仁寺

栄西禅師を開山として建立された、京都市内にある禅寺です。建仁寺では栄西忌が行われ、裏千家の家元が点てたお茶が栄西像の前に供えらえます。そのほか、栄西禅師の生誕を祝い、毎年「四頭茶会」が古式ゆかしく今も行われています。

高山寺
高山寺

京都市右京区、栂尾町にある寺院で、明恵上人が開基とされます。栄西禅師から贈られた茶の種子を明恵上人が栂尾に蒔きました。その茶園が今も「日本最古之茶園」として高山寺にあります。

黄檗山万福寺
黄檗山万福寺

中国の明の僧、隠元禅師が開いた黄檗山の総本山。いかにも中国風の禅宗様式が異国情趣をさそいます。ここの門前にある、『山門を出ずれば日本ぞ茶摘み唄』の石碑が有名。7月16日の「売茶忌」は、万福寺の僧・売茶翁の命日。茶を売り歩いて自営自活したことから、売茶翁と呼ばれます。この日は境内で煎茶道の茶会が行われます。

興聖寺
興聖寺

道元禅師を開山とする、中国の禅宗様式をとり入れた曹洞宗の禅寺。石門から中国風の楼門にいたる坂道は「琴坂」と呼ばれます。道の両側を流れる川の瀬音が樹木をぬうようにして琴の音のように聞こえます。
10月第1日曜日には宇治茶まつり、茶壺口切りの儀が執り行われます。

北野天満宮・御茶壺奉献茶 建仁寺
北野天満宮・御茶壺奉献茶

豊臣秀吉ゆかりの北野大茶会にちなむ御茶壺奉献茶(11月26日・京都北野天満宮)。選りすぐりの銘茶が本殿に献納され、茶道各家元によってそれぞれの茶の口切り式が行われます。そのとき「一の壺は木幡」(木幡は松北園の茶園の所在地)と指名され、第一番目に開封されます。
数ある銘茶のうち最初に指名されるのは何よりの名誉であり、広くその名が認められたことになります。

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