茶づくりの精神
◎一芯三葉(いっしんさんよう)
松北園は昔ながらの茶摘み法を今も大切にしています。その茶摘み法とは「一芯三葉」。新茶時期になると一つの芯から五、六葉の新芽が萌きますが、すべてを摘みとらずそのうち三葉だけを摘みます。これが良質の茶を作る必須条件とされ、創業以来守り続けてきました。収穫量は多くありませんが、これこそが良質の茶を安定してお届けする秘訣です。

◎自園での生産
宇治の木幡(こはた)の地に2ヘクタールにおよぶ「自社の茶園」を所有。丹精の宇治茶を作りあげています。大量栽培、大量生産を極力排除し、宇治茶の名をけがすことなく、自他ともに納得できるハイレベルな品質基準をクリアした製品だけを、お客さまのお手元にお届けしています。

 

天皇即位記念の献上茶。
正装で茶摘み
◎御大典献納茶
大正4年(1915)大正天皇即位の御大典が行われ、日本全国各地の選りすぐりの名産品が献納の品として採用されました。このとき献納茶のメーカーとして唯一選ばれたのが松北園です。
数ある茶メーカーのなかで選ばれるのは極めて名誉なことであり、その味と品質が名実ともに広く認められたことになります。
 

北野神社で開催される奉献茶
◎御茶壺奉献茶
豊臣秀吉ゆかりの北野大茶会にちなむ御茶壺奉献茶(11月26日・京都北野天満宮)。選りすぐりの銘茶が本殿に献納され、茶道各家元によってそれぞれの茶の口切り式が行われます。そのとき「一の壺は木幡」(木幡は松北園の茶園の所在地)と指名され、第一番目に開封されます。
数ある銘茶のうち最初に指名されるのは何よりの名誉であり、広くその名が認められたことになります。